3つのジャラランガ構築と特徴
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特徴:リザードン+トゲデマルの並びで厄介なランドロス、ヒードランをジャラランガが起点にし、ジャラランガでは厄介なカプ・コケコ、カプ・レヒレ、カプ・テテフをリザードン +トゲデマルの並びで補完する相互補完の形をとる。
補完関係に優れているだけでなく、リザードンのオーバーヒートや熱風での制限力に優れ、トゲデマルの猫騙し、アンコールがジャラランガとのシナジーを生んでいる。
積んでしまえば天候晴れを利用しジャラランガでカプ・コケコの処理が可能になるため、リザードン+トゲデマルの並びでカプ・コケコに逃げられるのは痛手ではなく、逆にジャラランガの起点へと転じるタイミングを生むチャンスと捉えることもできる。
ジャラランガへの依存度が低く、通常のリザードンスタンとしての選出が可能である。
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特徴:メガゲンガーの特性影踏みにより、「対面するフェアリータイプを処理して裏のジャラランガを通す展開」、「裏に控えるフェアリータイプを出させず、ジャラランガの確実な起点を整える展開」の二つを使い分けることができる。
フェアリータイプの処理はメガゲンガーが優れるだけではなく、裏にスカーフカプ・ブルルを起用することで「カプ・コケコに上から電気Zを撃たれるリスクや、ランドロスのスカーフ地震をケアし、メガゲンガーの行動を通す行動保証面でのシナジー」だけではなく、カプ・ブルルのアタッカーとして優れた対フェアリー性能をいかし、「相手のフェアリータイプを確実に処理する手段の一つになり、ジャラランガと並べた際も制圧パーツとなる攻撃面でのシナジー」を発揮する。
無論、カプ・ブルルの苦手とする草技耐性を持つポケモンの後出し、威嚇による攻撃性能の低下はメガゲンガーの特性影踏みでケアすることが可能。
フェアリータイプを捌くことに重きを置いたこの2匹はジャラランガとの結びつきが限りなく強いが、ジャラランガの選出が半強制される面でのデメリットは存在する。
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特徴:メガボーマンダの追い風によるサポートとジャローダのリーフストームによる特攻上昇を活かし、強力な制圧環境を整えて裏のジャラランガを積ませる展開をする。
追い風要員となるボーマンダは特殊耐久に厚くしてあり、カプ・コケコに縛られることはほぼない。そのため、追い風の展開は確実とさえ言える。また、ボーマンダ自体が追い風後の制圧パーツとして非常に強力である。ジャローダは挑発を持っており、相手のトリックルームや追い風での対策を妨害し、一方的に追い風を通す動きを狙う。
ジャローダ、ジャラランガ共に「殴りながら積むことが可能」であるため、追い風のターンが切れても延々と制圧状況を保てることが何よりも強力な一面である。
ただひたすらに制圧を突き詰めた構築なので、easy winを狙いやすい。逆に、展開に失敗すれば大きく遅れをとりeasy loseも多い。
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もちろんこれらのほかにジャラランガ構築は多く存在します。今回は最もメジャーだと考える2種類(リザードン、ゲンガー)の構築に加え、あまりメジャーではないものの完成度が高く特徴的だったボーマンダの並びをあげました。
また、無断で構築詳細のリンクを貼っていいものかわからないので貼りませんでした。
型などの質問があればアドバイスが可能です。検索をすれば有名な構築記事がヒットすると思います。