[ダブルバトル]手助けメガガルーラのビートダウン構築
season7(ウルトラサンムーンseason1)において、初のレート1900を達成したダブルバトル構築です。
どのように組んでいったかの解説をしていきます。
まず、以前からメガガルーラ構築を使おうと思っていたので、ダブルバトルプレイヤーに強いパーティの形はないか、と伺いました。(対応していただいた方々、ありがとうございます。)
そこで一つの考えとして、ガルーラ+ウルガモスという構築を得ました。
このパーティは以前から結果を出しているのを拝見していましたが、多くのパーティはグロウパンチガルーラとの積みリレーという形を作っていたので、手を出すのを躊躇していました。(今作からWCSルールにおいて、グロウパンチガルーラの使用が不可能になったため。)
ですがアドバイスをいただいたところによると、「グロウパンチを没収されたことはこの構築にとって全く痛手でない」ということがわかりました。
理由として、「この構築においてガルーラでダメージを稼ぐ必要がない」こと。それは蝶の舞ウルガモスやカプ・コケコ
による上からの高火力打点は十分に確保できているので、グロウパンチを使う必要はない。ということでした。
そして、ガルーラの長所である猫騙しによる1ターンの行動保証を最大限に有効活用できていること、ウルトラサンムーンで既に結果を出しているの人がいる、ということが決定打となり、この構築の使用を決めました。
ガルーラがグロウパンチを持たなくなったことで、瞬間火力が出せず、放置されやすくなりました。しかし、逆に放置され居座りやすくなったことで常に「ガルーラ+アタッカー」の横並びが作れることを理由に、『手助けメガガルーラ』の使用を決めました。このことで、ガルーラ自身が威嚇などを入れられると火力を出せない点をケアしつつ、自らが上から殴る必要性がなくなるので、素早さを落とし耐久を底上げすることでさらに居座りの性能を上げ、役割を遂行しやすくするところまで可能にしました。
また、ウルガモスは熱風を単体高火力命中安定攻撃技として使い分けできる炎Zが一番強いと感じたので炎Z。カプ・コケコは拘り眼鏡とし、『エレキボール』を持たせることで流行りのカビゴンなど鈍足アタッカーを確実に処理することを意識させました。
ここまでで、相手のランドロスの対策とトリックルームの対策ができていなかったので、ワイドガードを持ったギルガルド
を入れました。
相手のトリックルームを確実に利用し、このパーティに重いポケモンの処理を担いたかったために持ち物を命の珠としました。
この4匹が基本選出となります。ただし、地面技、電気技の一環を切る必要が残っていました。それにはランドロスが適任でした。
このポケモンは選出に組み込んでも無理なく馴染むことができ、たとえ選出しなくても威嚇や電気、地面技無効をちらつかせ、相手の行動を牽制する役割までしっかり果たしてもらいました。
後出しがメインだったことと、取り巻きが浮いていないので地震で拘りたくなかったことを理由に、スカーフではなく突撃チョッキで採用しました。
このパーティに相性が良い要素を多く含んでいる上、カプ・コケコに飛んでくる猫騙しを受けたり、再展開を狙ったりする際にかなりの活躍を見せました。
そして、リザードンを意識して入れた岩石封じが、これもかなりの活躍を見せてくれたので印象深いポケモンです。
雨パーティへの対策が薄かったため、どこかでその点を補う必要性は感じましたが、どれも抜くことができないほどのシナジーとパワーをこの構築に感じました。
以下、型の詳細です。
意地っ張りメガガルーラ 52-196-4-×-236-20
臆病ウルガモス 炎Z 0-×-4-252-0-252
熱風 ギガドレイン 蝶の舞 守る
控えめカプ・コケコ 拘り眼鏡 0-×-0-252-4-252
10万ボルト ボルチェン エレキボール マジカルシャイン
意地っ張りギルガルド 命の珠 252-252-4-×-0-0
シャドークロー 聖なる剣 ワイドガード キングシールド
意地っ張りランドロス 突撃チョッキ 212-36-4-×-44-212
地震 岩石封じ 馬鹿力 はたき落とす
生意気ズルズキン フィラの実 252-252-4-×-0-×
※配分は提供されたものを流用しました。
戦績 64勝14敗